時折、こちらのコラムで取り上げている傘の部位の名称について。
普段あまり耳にしないものばかりであり、なかなか覚える機会もないのではないでしょうか?
今回、改めておさらいという意味も込めて、主要なパーツの名称についてご紹介したいと思います。
まずは傘の「先っぽ」の部分。
そのまま「先っぽ」で良さそうなものではありますが、この部分は「石突(いしづき)」と呼ばれる部分です。
なぜこのような名称なのかは不明ですが、少なくとも石を突くためのものではなさそうです。
先っぽと同様に傘の持ち手部分にもちゃんと名前があり、こちらは「手元」と呼ばれています。
さらにわかりやすい呼び方として「ハンドル」とも呼称されています。
「持ち手」や「取っ手」という呼び方はしないそう。
もうひとつ、必ず触れる部分として傘を畳んだ後に留めるための紐がありますが、こちらは逆に具体的な和名は与えられておらず、名前を書くための部位として「ネームバンド」と呼ばれる場合もあるようです。
調べてみると何かと奥深い傘の部位の名称。
長い歴史を持つ道具だからこそ、様々な理由をもってそれぞれの名前がつけれれたのかと考えるととても趣深く感じますね。