傘の「骨数」による違いについて

全ての傘に共通することとして「骨」があるという点があります。
傘というものを構成するにはこの骨は欠かすことのできない部位ですが、この骨の数は傘の種類によって大きく変わります。
傘工房で取り扱っているものは8本骨のものが主流ですが、一部の商品においては6本骨、多いものだと16本骨といったものもあります。
ちなみに弊社で取り扱いがないものでも最大で24本骨というものも存在するようです。

この骨数ですが、その数によって耐久性や性能、形状が大きく変わります。
最も少ない6本骨の場合、上から見た形状は正六角形のようなものになります。
これでも十分傘としての性能は有しているのですが、雨を防ぐにあたっては身体をカバーすることができる範囲が若干狭く、機能性の面ではやや多骨タイプのものに比べて劣ってしまいます。
ですが骨数が少ない分、畳んだ際に非常にコンパクトになるため、収納性・携帯性には非常に優れているとも言え、折り畳み傘に用いるにあたっては最適な骨数です。

その一方で16本や24本といった多骨タイプの場合、骨数が多ければ多いほど上から見た際のその形状は円に近くなります。
円に近いということは、傘を差した際に身体をカバーする範囲が広いということでもあり、雨を防ぐという点においては最も理想的な形状であるとも言えます。
和傘もこのように骨数が多いものが主流だったこともあり、当時の人々のアイデアを窺い知ることができますね。
骨の数が多いということで畳んだ際にやや幅を取るのと、その分重みが増すというデメリットもありますが、クラシカルな見た目もあいまってお土産店などでも重宝される傘です。

このように骨の数というのは見た目の他にも機能面で大きな特徴があるため、実際に店舗などで試してみるのもおすすめです。
もちろん傘工房でも無料のサンプルをご用意しているので、まずはお気軽にお問合せください。

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