機能的な深張り傘をご紹介!

異常気象により、大雨やゲリラ豪雨などが増えている近年。
一般的な傘では、傘が役に立たず、雨に濡れてしまうこともありますよね。
突然ではございますが、皆様は深張り傘をご存じでしょうか?
街で見かけると、その特徴的なシルエットが目に留まります。
今回は、あまり知られていない深張り傘について紹介します。

□深張り傘の歴史

深張り傘の起源は意外にも古く、由緒あるものです。
創業1956年のフルトン社が、東ロンドンの地で1967年に初めてドーム型の深張り傘「バードケージ」を作りました。
この深張り傘が世に知れ渡ったのは、エリザベス女王の母であるエリザベス王太后が、まだ公務を行っていた頃の影響であると言われています。
イギリスでは、雨の日に傘を持ち歩くことは、日本に比べて一般的でなく、レインコートを利用する人が多いです。
しかしながら、人前で話すことが多い王太后は、外見にも気を遣う必要があったため、レインコートを着用するのではなく、傘という選択をしたのでしょう。
この時に選んだ傘が、他でもなくフルトン社の「バードケージ」でした。

深張りの傘であれば、頭から肩の一部まで入るので、顔が雨に濡れるのを確実に防いでくれるのに加えて、おしゃれアイテムの一つとして、上品にスタイルがまとまることが王太后に気に入られる決め手だったのでしょう。
それからというもの、現在のエリザベス女王に受け継がれると、英国王室御用達のブランドとして認められました。
また、その可愛らしい形状は一般市民へも普及し、フルトン社のみならず多くのメーカーで製造されるまでになりました。

□深張り傘のメリット

深張り傘は、差したときに大きく骨がしなるので、製造には高い技術が求められますが、その分使うときのメリットがあります。
深張り傘は、シルエットが可愛らしいファッション面と、頭から肩にかけて雨から確実に守ってくれる実用面でのメリットがあります。
また、傘の骨の長さは通常の形状の傘と、さほど変わらないのに対して、傘を広げたときの幅はドーム型で立体的になっている分、小さくなることが特徴です。
そのため、狭い歩道で深張り傘を差しても、通常の形状の傘に比べて、電信柱や他の人の傘にぶつかることは少ないでしょう。

女性に人気な深張り傘について、歴史とメリットを紹介しました。
おしゃれかつ機能的な深張り傘を、プレゼントやイベントグッズとして検討してみてはいかがでしょうか。
弊社でももちろん深張り傘をオリジナルで作成することが可能ですので、お気軽にお問い合わせください。