傘のパーツに迫ってみました<持ち手編>

昨年、さらに商品ラインナップを拡充した傘工房ですが、もっと広い視野で見てみると世の中には非常に様々なタイプの傘が存在します。
それは形状やサイズ、素材など多岐に渡りますが、部材ひとつとってもそれは同様。
せっかく傘を取り扱う会社でもあるため、その部材についてより深く取り上げてみたいと思います。
今回は「持ち手(ハンドル)」について迫ってまいります。

傘工房はもちろんのこと、一般的に様々な傘で採用されているのがプラスチック製の持ち手。
大量生産に適していることから最もポピュラーなタイプと言えます。
加工のしやすさから様々な形状のものがあり、定番の「J」型のものから折り畳み傘によく見られるストレートタイプ、あるいは丸いタイプとそのバリエーションは様々です。

その他の定番としては木製タイプがあります。
傘工房では「ジャンプ傘木柄65cm骨」に採用されているタイプ。
天然素材ならではの温かみがあり、手になじみやすいため長く使っても疲れにくいことが特徴です。
こちらも加工性に富んだ素材であるため様々な形状があることが特徴ですが、プラスチック製のものと比べてやや高級感が増すのもこの素材ならではのポイントです。

この木製のタイプに関しては、使用する木材によってもさらにその質感が大きく変わることも特徴のひとつであり魅力でもあります。
より高級感のあるタイプの場合、その木材の質感をそのまま活かしたものもあり、特に竹を持ち手に使用しているものについては節の部分をあえて残した無骨なその見た目や和傘などでも採用されていた伝統的な風合いも相まって非常に魅力的なものになっています。

メープル材や栗の木や樫の木など、とことんこだわりたい方にとっては選択肢の多さもまた嬉しいポイントになるのではないでしょうか。

その他にも革製のものや、最近はあまり見かけませんが金属製のものなど、一番手に触れる部分でもあるため傘のパーツの中でも最も重要といっても過言ではない持ち手。
いざ掘り下げてみるとなかなか奥深いものがありますね。