傘のパーツの意外な名称について

突然ですが、普段何気なく使っている傘には各パーツごとに色々な名前がついていることはご存知でしょうか?
以前にもこちらのコラムでご紹介しましたが、2022年バージョンとして新たにお送りしたいと思います。

■傘の先っぽの名前は?

傘のトレードマークともいえるあの「先っぽ」の部分。
子供の頃は杖の代わりにして地面に打ち付けているうちに、うっかり壊してしまったりもしましたが、あの部分には<石突(いしづき)>という名前がついています。
なんだか地面に打ちつけるために使いそうな名前がついていますが、傘に限らず杖やピッケル、矛や鎗などでも、地面に突き立てる部分は石突という名前になります。

■傘を止める紐の名前は?

ずばり「ひも」じゃないの?という声も聞こえてきそうですが、この傘を止める紐についても、<ネームバンド>という名前がついています。
その名の通り、名前を書く部分ということで付けられた名前のようですが、「傘を止める」という非常に大事な役割を差し置いてこの名前が付けられているのがなんだか不思議な気がしますね。

■傘の取っ手の名前は?

こちらは思わず「取っ手」、「持ち手」と読んでしまいそうですが、この部分にも<ハンドル>という名前がついています。
まさかの横文字!という衝撃もありますが<手元(てもと)>という和名もちゃんとあるためご安心を。

他にも「露先」「親骨」「ろくろ」など、部位に応じて意外と精密な傘ならではの様々な名前がついていますが、今回は少し意外性のあるものをチョイスしてみました。

普段何気なく使っている傘も、部位の名前・意味を知ることで世界が広がりますね。